女川町の日いずる島を支える会

 

 

力強く復興する国、国民の一員として誇りを持って対応しよう。

 私は菅直人首相、菅内閣のいづれに対しても何ら否を追求する立場に無い

何とこの非常時において国会内では与野党を問わず足の引っ張り合い、こき下ろし合いを続けているのであろうか?全く国の重大事が確認されていないとしか言いようが無い。

この時期誰が首相であれ大地震、大津波そして放射能問題が併発している中で先頭に立って切り抜ける事が出来る人は居ないはずだ、それにもかかわらず罹災地のことなど毛頭関係ないかのごとく、常日頃の叩き会いのみに専念している姿はあまりにも無残と言えるだろう。


このような中でしっかりと目標を持ち被災地の見舞いに出かけている天皇皇后両陛下の姿は被災地の皆々様に復興への大きな励みとなっているはずだ。

同じく菅首相が被災地を訪問した時に、避難所に在る多くの被災者の方々よりブーイングが発生され罵倒にすら等しい反応があったと聞く、この事実をもって単に菅首相の個人的責任を大声で追求するものが国会内に大勢存在するのは最早救いようが無いと言えるだろう。

議員定数上では衆議院482人、参議院242人合計724人の内で、何名の国会議員が女川に限らず被災地を見舞ったであろうか、天皇皇后両陛下は、既に空からも被災の現状を確認されている。
救援活動で活躍をした三十人乗りの自衛隊ヘリコブターを非常時でもあることから国会議事堂の前で離着陸させ、一日機づつ飛行すれば、約10日強で議員全員が被災地を確認する事が出来るが、このような行動は馬鹿げているであろうか?

首相とは言え同じ国会議員の一人、従って誰が避難所を訪問しても菅直人首相と同様となったはずのところ、是を首相一人の責任に押し付け何食わぬ顔で東京で生活する連中でしかない。

 

義援金は既に千三百億円を上回るものと思慮するが、これが被災地末端にまで行き届いたという様子は感じられない。合わせて十三万世帯の仮設住宅が必要とされている中、まだ四千世帯分に満たない建設進行中とか、是は今回の大震災で海岸線の陸地がかなり広範囲にわたって水没したこともあって、建設用地の確保に困難が生じているとのことでもあり、いきなり海岸線をやめ高台にこの用地を確保するといってもそれは難しい話に違いない。

災害時における仮設住宅等の建設地は各地方自冶体で確保するというのが定めであるとされ、これが不可能の場合は他府県への移行となるが、最早国が先鞭をとる以外に方法がない大震災である。

 

女川町の日いずる島【出島】の住民により417日に阿部勝三郎君を隊長とする復興隊が結成され、既に60世帯近くが島での生活再開を希望している。

島には小中学校の校庭及び女川原発の避難用地が存在するが、私自身として60世帯の仮設住宅建設に充分な面積であるかどうかについて確認を済ませていないが、幸いにも島の住民の仮設住宅用地は存在する。

住民は常日頃から地震と津波は同時に到来するものとして日常生活から対応をしていたことで、今回の大震災でも島民が一丸となって助け合い人命的被害を最大限抑える行動をもって切り抜けたが、家屋・家財その他・漁業用具・筏・船舶を含み、壊滅的打撃を受けた。

被災後校庭に石灰で、毛布、水、無線機、食料と書き、日頃の訓練を以って必要品をアピールしてきた島民だが、現在避難所三箇所に別れ共同生活を余儀なくされる今日、即ち震災後50日を経た時点において何か必要な物がないかと問うても、特に今は何も無いとの答えが返ってくる、それほど避難所の生活は満ち足りているのであろうか?是を問うた我の身に恥ずかしさが込み上げてきた。
唯一必要とするのは家族単位でプライバシーが確保できる仮設住宅に他ならない。

阪神大震災のときと同じように中々義援金等が届かない、まして離島は後回しというのが通例であり悲しい現実である。

 

前述の通り陸地で建設予定地不足といわれる中で、島民の故郷日いずる島には島民の仮設住宅建設用地確保が可能であるならば是を何とか先行させるというわけには行かないものか、それぐらいの融通を利かせる行政対応があっても然るべきと思う今日である。

 

表題、力強く復興する国、国民の一員として誇りを持って対応しよう。は私が震災後最初に掲げたスローガンであるが、あまりにも大義名分であったのか、それとも日本国民の多くが今回の大震災を正しく判断する力が備わっていないのか気がもめるところである。

 

女川町の中でも日いずる島に重点を置いた私達の活動に是非ともご参加くださることを切に希望するものです。

何故日いずる島なのかについては、発起人である私があまりにも非力であり、大きな活動が望めないことから、私の力が及ぶ範囲即ち限りある行動でも、是が生かされたと思える対象を求めた。幸い業界での友人でもある植木由男君の故郷が、女川町の日いずる島であるとの事で、心志を同じくして決起行動できたことを非常なる喜びとします。

 

私事で恐縮ながら視力障害者である私の希望に最大限協力をしてくれた私の妻・櫻井カヨ並びに義妹・金枝節子に心から感謝の意を表します。

 

 

                                   平成2353

 

 

 

http://www.minic.co.jp/onagawa/hiizurushima/

 

女川町の日いずる島を支える会

会 長 櫻 井 二 六

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