女川町の日いずる島 【出島】 の紹介
後部支援・統括本部 植木 由男 携帯 090-3225-5405
”日いずる島”は宮城県南三陸の牡鹿郡女川町の東へ沖合い約8キロの太平洋上に位置し、水平線からの日のでがきれいに見える離島【出島(イズシマ)】です。それ故、陸地から見れば私達の島から太陽が昇るように見える事から”日いずる島”の名前が付いたものと思われます。 国道217号線をもち、周囲8キロ程のひょうたん型した小さな島内には出島地区と寺間地区があり、島の中央には町立の第4小学校と第2中学校が1棟で存在し、ホタテ・ホヤ等の養殖を主体にした漁業で生計をたてていました。 其の小さな離島が今回の東日本大震災で甚大な被害をうけ、津波で寺町地区は数軒を残して私の実家を含めた殆どの家屋が流出し、船や養殖用の筏・漁具も同様に壊滅的な被害をうけてしまいました。 島民は地震=津波という防災意識が高いので島中央にある学校に避難しました。 TV報道で校庭に”SOS”や”無線・毛布・水”の文字を書いて救援を求める映像が流されていました。それでも20人以上の行方不明者が出てしまい、一度、自衛隊による捜索活動が行われて数人の身元確認がされましたが、多くの人が行方不明のままです。 震災から一か月以上も経過していますが、ガレキの山のままで当然ながら電気・水道等のライフライン復旧も見通しが立たない状態です。 女川町もTV報道の通り大きな被害をうけており、支援や復興に関しては常に街が先で島は後回しになります。 それでも島の仲間達は生きて行くために、時間はかかるが島の復興に向けて頑張るとの事です。 2011年4月20日 |
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